VCD勉強会 #007

今回はクラウドソーシング系の案件と、クライアントワークをやってきたメンバーがいたので、実案件を例にビジュアルデザインとその周辺の話題に。

マクラ的に、振り返りをすること、言葉にして書くことの大事さについて話した。みんなちゃんと振り返りをしてね。

課題レビューの様子
今日は実案件の制作物を題材に

実際のパッケージにはめ込んでみるとどう見えるかシミュレーションしてみたり、前回の視覚的な力の発生について、パッケージが実際に並んだ状態を想定してデザインを判断すること、クラウドソーシング系案件で起きていると思われることについてにも話が及んだ。

合成した例
実際のものに近いパッケージにはめ込んで、引いてみると制作時に見えなかったものが見えてくる

「デザインを壁に並べて貼って見たりするの?」と質問があり。過去案件の実際の例を見せて紹介。こういうとき写真をちゃんと撮っておくのは大事だな〜と思う。

ロゴデザインのスクリーニング時の例
ロゴのアイデア出しの例

次の話題に入ったとき、貼り付け画像がなくアラートが出たので、データを人に渡すときの注意点と、データ収集についての話題になった。これってIllustratorだけの話じゃなかったりする。

データを漏れなく渡すには、埋め込むか、パッケージ化する
昔はIllustratorにデータ収集機能がなかったので面倒だったけど、楽になったな。

次の作例はSNS用の投稿画像。まだまだIllustrator練習中ということで、きれいな曲線を引くための実例を見せたり…

領域の分割として使用している曲線をきれいに引くには…から

そもそも一枚の画像に情報を詰め込みすぎだった。視覚伝達デザインでは、情報の整理を最初にしっかりしてないと、それが後々まで影響をもたらす。作り手がよく分からない状態になるってことは、これを見るユーザーもそうなっちゃうよね。

こんな時はクライアントの言ってることを鵜呑みにしないで、より伝わるためにどうしたら良いかを提案してみることを考えてみよう。

いきなり制作ツールを起動してレイアウトを始めちゃう人は、まだまだ多い。今はそういうの教えてくれる人も居ないのかもしれないけど。

情報設計が終わり、ビジュアル設計に入るときは、まずはサムネイル(ちっちゃくスケッチ)で素早くたくさん大雑把にレイアウトを考える。これである程度方向性を検討できたら、次にいくつか良さそうな案に絞って原寸ラフを描くということをしている。原寸で描くことでちゃんと収まるか、小さくて読めないんじゃないかなんかが確認できて、レイアウトを検討できる。

サムネイルで全体的なビジュアル(遠くから見てどうみえるか)での情報伝達を検討し、原寸ラフで全体では伝わりきれない細かな情報(近寄って見える)を伝達するための計画をする。そこである程度情報を伝えることができるので、いろいろとデコレーションする必要もなかったりするんだけど。

最近は僕の周辺でも「あしらい」という言葉を使う人が増えた気がしている(僕はこの言葉があまり好きではない)んだけど、遠→近 で伝わる情報設計をすることをしてないのかも。文字情報を配置してデコレーションすることが、ビジュアルデザインでやること思っているかもしれない。

いきなりIllustratorでレイアウトを始めるんじゃなく、
サムネイルで案をたくさん考えて、原寸ラフで詰めてから、ようやく制作ツールで清書するようにしよう