小惑星探査機プロジェクトの成果を可視化する

小惑星探査機はやぶさ2パンフレット

日本の小惑星探査機はやぶさ2の活動過程や成果をまとめた、はやぶさ2プロジェクト最後の広報パンフレットです。 多くの「世界一」を成し遂げた探査機の成果を端的にまとめています。裏面はポスターとしても成立するレイアウトにしています。 私自身、この探査機シリーズのファンで長年応援を続けています。そのぶん、あれやこれやと趣向を凝らしたいところでしたが、当パンフレット一番の目的は成果を伝えること。熱い思いはなだめつつ、画像を多く配置し、アカデミックによりすぎる文言はトンマナ調整するなど、伝わりやすいデザインを心がけました。

折り方によって、「地球へ帰還する探査機」「小惑星リュウグウ」の二種類のビジュアルが見られるレイアウトは、プロジェクトチーム・Y氏肝入りの仕掛け。

小惑星探査機はやぶさ2拡張ミッションロゴマーク

日本の小惑星探査機はやぶさ2プロジェクトの拡張ミッションのためのロゴマーク。 先のミッションで小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルが入ったカプセルのみを地球に届け、探査機はそのまま次の探査へ向かっている。そのミッションのシンボルをデザインに込めた。地球から向かう2つの小惑星。4本の軌道は、探査機運用とほか3つの活動が相互に作用しながら進んでいく様子を表現。背景の大きな星は、拡張ミッションの名称「#(シャープ)」を模したものであり、4つの大きな活動も示している。 はやぶさ2拡張ミッションは、この先さらに10年以上の長期運用を予定している。ミッションの進行段階に合わせてロゴマークも変更していく計画です。

Client : Japan Aerospace Exploration Agency
ArtDirection & Design : Kumi TAZOE(meteyunde)