UXFでエクスペリエンス・ビジョンの読書会を開始しました。
2014年のUXFワークショップカリキュラム参加者が中心なので、カリキュラムで学んだことを踏まえ、ビジョン提案型デザイン手法の理解を深める、というのが暗黙的に目的になっているようです。

インタビュー研究会でも同様ですが、理解している/していないにかかわらず、同じワークショップに参加した人同士との勉強会は、共通した経験があるので説明要らずで、深い内容にとてもスムーズに入れて効率が良いようです。


第1回目は、1章の「人間中心設計」から「問題解決型デザインアプローチ」「提案型デザインアプローチ」まで読み進めました。

平日の夜10時くらいから1時間だけ行うという非常にライトな読書会です。やりかたは、以前も試した方法の「8分間読書法(簡易バージョン)」をリモートで行いました。学習意欲の高い人同士といっても、あらかじめ本を読んでくるのはハードルが高く継続しない可能性があるので、その場で一緒に読むほうが良いと考えたからです。

1サイクルで約30分程度、8分間各自読書 => 8分グループで感想を言い合い => 残りを全員で話し合うのですが、人数が少ないこともあって8分の読書後、全員で感想と気づいたこと、疑問などを共有するというプロセスで進めました。

初めて読んだときは非常に時間がかかった気がしますが、何度か読んでいるだけでなく実務に取り入れた箇所なので理解ができてきたようで、すんなり読めました。しかし、読む度に読み飛ばしていたキーワードがあったことに気がつきます。


今回の内容は具体的なプロセスの話ではなく、前提や概念だったせいか議論がおこることはありませんでした。むしろ納得する作業中心だった気がします。

8分間読書法の記事を読むと「それぞれが読みたいように読む」とあり、全員で同じところを読む必要はないようなので、それぞれで好きに読めばまた違った議論の起こる内容になったのかもしれません。


この各自好きに読む方法だと、読んだ内容を説明する必要が出てくるため「人に教えられる」スキルを高めるための初歩的なトレーニングになるかもしれないなと思いました。次回提案してみようかと思います。

keyboard_arrow_up