本質を理解するために ― 本質を見抜く思考プロセス

「マーケティングやデザイン思考だけでは逃していることがあると思う」には共感した。iFデザインサロン後に話題にした「ビジョンや情熱といった要素も必要」という話と繋がった気がする。

『本質を理解するために ― 本質を見抜く思考プロセス』に参加。

会場はリニューアルしたショッパーズの中にできたコワーキングスペース、BOOK&CO.TENJIN。午前中のセミナーに引き続き、こちらも初。

2FのTSUTAYA。福ビル解体に伴い、北天神に移動してきた。ちょっと遠くなったのでご無沙汰。BOOK&CO.TENJINは九州TSUTAYAが運営してるので、この中にある。

募集要項に「本質をついたデザインが必要になってくるこれからの時代に、デザイナーたちができることを一緒に語る」とあったので楽しみだ。

モデレーターはSEE℃の八木田さん。

前半は「ブランドは存在しない」という投げかけからスタートし、ブランディングに対するTomoさんの考えやプロセス、そういうやり方に至った経緯などが事例を交えて紹介される。

話は徐々に「本質とは何か」という話に。モノではなくサービス(コト)として捉え、どんな価値を提供しているのか、何を売っているのかという話。ringのVIdeo Doorbellsが地域をコミュニティに変え「安心感」を売っている、という話が紹介された。他にもクリステンセンの「ジョブ理論」でも紹介されてる建設会社の「顧客の人生を移動させるビジネス」、Patagoniaの環境修復型養殖の話も紹介された。

その中で出た「マーケティングやデザイン思考だけでは逃していることがあると思う」には共感した。午前中のセミナー(iFデザインサロンin九州大学)の後、先輩とディスカッションした時にも出た「ビジョンや情熱といった要素も必要」という話と繋がった気がする。

ブランディングでの思考プロセスを体験するための、簡単なエクササイズも行われた(土曜日にもっと詳しくやるワークショップがあるらしい)。

後半はカジワラブランディングの梶原さんとのトークセッション。前半の話を受けてブランドと価値の話から入りつつ、参加者に予め聞いておいた質問も投げかけられた。

話題は「クライアントは味方?敵?」「日本とアメリカで違う契約事情」「デザイナーの地位向上」「本質にたどり着く問いかけ」「リサーチについて」「デザイン経営について」といった感じ。内容的にはリサーチの習慣がなかったり、デザイン思考とか◯◯デザインなどに困惑してる人に向けた内容だったようで。それらをどう捉えたら良いか、どういう考え方でどう行動すればいいと思うかが語られた。「デザイナーたちができることを一緒に語る」の “一緒” ってのは登壇者が、ってことだったのかw

リサーチやビジネスについての重要性は最近よく耳にするようになったし、書籍やセミナーもあるので知る機会は増えてると思うけど、人の話を聞いたって出来るようにはならない。やはり実践しながら洞察力を養うことが必要。一度やれば身につけられるというものでもないから、継続して学び合うコミュニティのようなものは必要だけど、いまはそれが無いのかも。