Webディレクションすごろく会_01

大事なのは「こういうことってあるよね」とか「そんな事あるんですか?」といった話題が生まれること。そこで先輩後輩のコミュニケーションが生まれることで学びが起きるのではないだろうか。

今日はWebディレクションすごろく会を行った。
会場はいつものディーゼロさんの会議室をお借りした。

元々はWebデザイナー/ディレクターの高木さんが、ディレクター向けの授業で使うために考えたすごろくゲームだ。それをやってみたくて、無理言ってお願いしてやってもらった。

考案者の高木さん。デジハリの講師でもある。
ゲームのルールを説明しているところ。

すごろくのコマは各自持ってきてねとお願いしたら、皆さん個性的なコマを持ってきてくださった。

会場を提供してくださった、株式会社ディーゼロのプランナーのリーダー、黒木さん。ラジオのパーソナリティーもやってるらしい。

とりあえずプレーイ。
イベントカードの数が限られているので、やっているうちに覚えてしまって、ついにはカードを引かずに済ませてしまったりした。高木さんが一人で作ったものだから、そこは仕方がない。

実はこのゲームをディレクターの育成に使えるようにしたいという目論見があって、今回の開催はそういったネタのフィードバックをもらう目的もある。

プレイしながら、イベントカードのネタを思いついたら付箋にメモしてもらう。参加者はそこそこディレクター経験のある人ばかりなので、どんどん出てくる。

すごろくのゲーム自体に対するアイデアも出始める。

おじさんディレクターたちはネガティブなイベントばかり思いつくけど、若い女性ディレクターたちはご褒美のカードも欲しい!と、ポジティブなカードをたくさん作ってくれた。

数の力はすごい。人が集まるだけでこんなに出るんですね。実際にプレイしたから思いつくというのもあるし、集まったメンバーが良かったのかも。人選が良かった。

ついにチャートを書き出したぞw

出てきたアイデアをイベントカードとして追加して、再度プレイ。
今度は引いても引いても新しいイベントなので、カードの内容もちゃんと読むし、面白い。ものすごく盛り上がって、1回目とはまるで違う。こういった情報量って大事なんだな。

あと双六の醍醐味「ふりだしに戻る」とかも追加されているので、かなりエキサイティングに。僕は振り出しに2回も戻されてしまった…

ただし、これは育成目的なので、戻る理由もちゃんと書いておきたいところ。写真のカードには理由が書いてないけど、別のには「クライアントの気が変わった」って書いてあったようなw

非常に盛り上がったので3戦目。こんどは全員でやってみることに。人数が増えるとどう違うのかを試す。

振り出しに入り切らない

場札も向こうのテーブルに取りに行くビュッフェ式w
最初は引いたカードは場に戻してシャッフルしてたけど、○回休みを引きまくる人が多くてなかなか進まないので、引いたカードは避けておき、無くなったら改めてシャッフルする形式に変更。

大人数でもなかなかの盛り上がりを見せるけど、すごく時間がかかる。単純に倍になった。人数分なんだね。

3ゲーム目も終わり、みんなで振り返りタイム。
色々システムにアイデアが出たけれど、イベントが増えるだけでぐっと面白さが増すし、すごろくのシンプルさは失いたくない。
Webプロジェクトをリアルに再現する方向に考えそうになってたけれど、大事なのは「こういうことってあるよね」とか「そんな事あるんですか?」といった話題が生まれること。そこで先輩後輩のコミュニケーションが生まれることで学びが起きるのではないだろうか。

だからなるべくルールを複雑にしないで、でもゲームとしても面白さがあるようにするそのバランス感覚は大事だなと思った。

新しいアイデアは実際に試しつつも、本当に面白いか?学べるか?という観点でジャッジして採用していけたらいいな。

というわけで、今日得られたことでバージョンアップさせて、またやります。もちろんプロトタイピングですw

会場を貸してくださったディーゼロさん、すごろく発案の高木さん、ありがとうございました。